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2004.04.25

岡電の「動く夢二MUSEUM」電車

岡山電気軌道で4月21日から運転されている3000形3010号車「動く夢二MUSEUM」電車です。

岡山駅前電停に停車中の「動く夢二MUSEUM」電車
岡山駅前電停に停車中の「動く夢二MUSEUM」電車
画像をクリックしたら、拡大画像が見られます。

県庁通り電停(東山方面行き乗り場)に停車中の「動く夢二MUSEUM」電車
県庁通り電停(東山方面行き乗り場)に停車中の「動く夢二MUSEUM」電車
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今回の「動く夢二MUSEUM」電車の企画は、路面電車の車内に岡山の文化遺産を展示してそれらの情報を発信できる「動くミュージアム」として利用者に楽しんでご利用いただくと共に、単なる輸送手段の道具としてだけでなく、路面電車を多角的に利用していこうという「動くミュージアム化」計画の第一弾として運転されるものです。

「動く夢二MUSEUM」電車は、車体側面に岡電と同じ両備グループの(財)両備文化振興財団が運営する夢二郷土美術館所蔵の夢二の代表作「立田姫」・「秋のいこい」を1面づつ配し、竹久夢二生誕120年記念の文字をデザインし、車内には夢二の作品、顔写真、美術館写真等のポスター18枚と夢二作品をプリントしたパネル23枚が掲示されています。

この電車のデザインは、超低床路面電車「MOMO」をデザインした水戸岡鋭治さん(ドーンデザイン研究所主宰、両備グループデザイン顧問)が担当しています。
外装は一連の水戸岡デザインではお馴染みとなった、エンブレムとマグサインを多用したものとなっていて、前後出入り口付近には従来の電照式出入り口表示灯の横に出入り口を記したマグサインが掲示してあり、両運転台側正面と側面の2ヵ所には「OKADEN OKAYAMA ELECTRIC TRAMWAY」のサイン(実際は2段表示)が、両運転台側正面ヘッドランプ下と側面出入り口上にもにも「OKAYAMA ELECTRIC TRAMWAY」のサインが記してあります。

3000形は、昭和28年(1953)に栃木県の宇都宮車輌(現在の富士重工業宇都宮製作所・エコ宇都宮工場)で東武鉄道日光軌道線(栃木県)100形電車として10両製造された電車で、3010号車は東武時代は109号車でした。これらの電車は昭和43年2月に同軌道線が廃止になるまで(国鉄)日光駅前~馬返間の同軌道線で使用されて、廃止後は10両全車が岡電に譲渡されて、3000形となりました。
3000形は岡電ではもっとも両数の多い形式でしたので、一時期岡電の主力車両となっていましたが、冷房付電車の増備で除々に廃車が進み、現在は3010号車も含めて3両が在籍して予備車的な電車となっています。

因みに、3010号車は2000年8月にテレビ東京系のテレビ番組『TVチャンピオン』で塗装変更されて、今回マルーン(こげ茶色)に塗り替えられました。

参考:「岡山の交通の「裏」」

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