岡山電気軌道 超低床路面電車「MOMO」
私の地元の岡山市内で路面電車を営業している岡山電気軌道の超低床路面電車「MOMO」(9200形連接車)の画像です(画像はいずれも2004年2月22日にFUJIFILMのデジカメ FinePix A310で撮影)。
「MOMO」は平成14年(2002年)に登場した駆動モーターに三相交流誘導電動機を用いたIGBT(絶縁ゲート型バイポーラトランジスタ)-VVVF(可変電圧可変周波数)制御(1C1M個別制御)、2車体2台車の連接車です。
地元岡山市出身でJR九州の特急電車や九州新幹線「つばめ」のデザインを担当した水戸岡鋭治氏と彼が率いるドーンデザイン研究所が車両デザインを担当しています。
水戸岡氏は両備グループ(岡電もグループ企業の一つです)やJR九州でデザイン顧問になっています。
尚、同型車として熊本市交通局の9700形と万葉線(富山県高岡市と新湊市を結ぶ路面電車)のMLRV1000形があります。
上の画像は、岡山駅前電停に停車中の東山線東山行き「MOMO」です。
次の画像は「MOMO」の車内です。
車内は座席や床、運転席付近などに天然木を使用していて、側面の窓のロールブラインドもすだれのブラインドになっています。
因みに、撮影当日は窓が固定窓の「MOMO」の車内は少々暑く冷房が入っていました(^^;。
「MOMO」の車両銘板です。
この車両はドイツ・ボンバルディア(旧アドトランツ)製GTシリーズの足回りを使用し、車体は同社の最新LRV「インチェントロ」の流れを汲む流線型で、車両の駆動モーター、台車、およびその他車体用部品の供給をボンバルディアが、空調装置や制御装置の製造を三菱電機が、車体の設計・製作と装備取り付けは新潟鐵工所(現在の新潟トランシス)がそれぞれ担当しました。
その為、左から2番目の車両製造所の銘板には新潟鐵工所とボンバルディアの2社の名前が入っています、
一番左端の銘板はドーンデザイン研究所の銘板です。
「MOMO」は2003年に鉄道友の会の「ローレル賞」と、経済産業省の外郭団体の財団法人 日本産業デザイン振興会主催の「グッドデザイン賞」を2つの賞を受賞しています。
上の画像は車内に掲示されているローレル賞受賞プレートです。
上の画像は同じく車内に掲示されているグッドデザイン賞受賞プレートです。
また、岡山電気軌道はこの「MOMO」導入などで、「第1回日本鉄道賞」の「地方鉄道における活性化への貢献」部門で受賞しています。
上の画像は「MOMO」車内に掲示されている「日本鉄道賞」の受賞プレートです。
運行開始して間もなく2年となる「MOMO」ですが、すっかり岡山の街になじんでいます(^^)。
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コメント
こんばんわ (^^)
昔 岡山に住んでいたので
とても懐かしいです。
随分と変わったのでしょうね。
投稿: とにか | 2004.02.22 19:22
blogmap見てすっ飛んできました、晴郎組です!
はじめまして!あっ、とにかさんもいらっしゃてる!
同じ岡山の人も意外といらっしゃるんだなっと思い涙ながらに喜んでおりました。
僕は丸の内に住んでいて、路面はたまに利用するのですが、なかなかMOMOと出くわさないんで、ちょっと縁がないのかな〜と思っておりましたが、ここを見て、ぜひ乗ってみようと思いましたよ。では、また寄らせていただきます。
投稿: 晴郎組 | 2004.02.22 22:06
とにかさん、晴郎組さん、コメントありがとうございます。
●とにかさん
昔、岡山に住んでいたのですか(^^)。
おそらく、かなり変わっていると思います。
岡電の場合、「MOMO」の導入と同時に電車運転士の制服が変わり、電停のデザインも変わりましたよ。
岡山にまたお越しの際には是非「MOMO」に乗車してみてください(^^)。
●晴郎組さん
ほお、丸の内に住んでいるのですか(^^)。
岡山の方のブログとしては私は今まで「おかやまのそら」しか知りませんでした(^^;。
http://www.yochi.net/">http://www.yochi.net/
「MOMO」の運行ダイヤは決まっていて、月・金・土・日が東山線、火・水が清輝橋線で運用されています。
「MOMO」の運行予定時刻は岡電HPで分かりますよ(^^)。
あと、この運行予定時刻には載っていませんが、平日(木曜日を除く)の朝に東山線で1往復運転されていますし、平日の東山線運転日には夕方1往復清輝橋線でも使われる様です。
では、とにかさん、晴郎組さん、これからも宜しくですm(__)m。
投稿: てつお/川上 | 2004.02.24 00:21